豚骨のマイルドさと醤油のコクがほどよくブレンドされた徳島中華そば最大の特徴は、チャーシューの代わりに甘辛く煮付けた薄切りの豚バラ肉をトッピングしています。
スープと豚バラ肉の甘辛さが混ざり合い徳島ではご飯と一緒に食べることが多いです。
ただ今、めし祭り開催中につきご飯の大盛り・おかわりを無料サービス中 。
中華そばと併せてお楽しみ下さいませ。
また徳島中華そばには生卵をトッピングするのも大きな特徴です。
生卵(別売)はスープに混ぜたり麺や豚バラ肉に絡めるなどお好みのスタイルでお召し上がり下さい。
阿波徳島ラーメンと会津福島と板東俘虜収容所
大正三年、第一次世界大戦下、徳島の板東村に約千名のドイツ兵俘虜収容所が開設された。
着任した収容所長、松江豊寿中佐(会津若松出身)は部下を前に
「彼らは決して犯罪者ではない。祖国のために命を懸け戦った勇敢な戦士である。
丁重に扱え」と命じ可能な限り自由な活動を許した。
村人達も親しみを込め「ドイツさん」と呼び農作物を頻繁に差し入れるなど
親身に世話をした。俘虜達の中には各分野の技術者も多く村の小川に眼鏡橋を架けたり
養豚、ハム等の加工技術を教えたり、文化、工業技術に亘り幅広く交流を深めた。
まもなく終戦を迎え「ドイツさん」達は帰国の際
松江所長、所員、村人達に感謝を込めベートーベン交響曲第九番
「歓喜の歌」を披露し別れを惜しんだ。これが日本で初めて演奏された「第九」となる。
そのエピソードは「バルトの楽園・主演 松平健」平成十八年、映画化された。
この交流による食品加工技術が受け継がれ昭和十七年「徳島ハム」が設立された。
ハムの製造過程で出る大量の豚ガラが市中に安価で供給されたおかげで
濃厚な徳島ラーメンが誕生した。その後「徳島ハム」も社名を「日本ハム」と替え
徳島ラーメンも広く全国に知られるようになった。
もし板東俘虜収容所に松江豊寿所長の会津魂と人道的な武士道精神がなければ
日本ハムも、徳島ラーメンも存在しなかったかもしれません。
私共は会津福島の皆様に感謝し応援しております。被災された皆様、頑張ってください。
阿波徳島麺屋うだつ
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